広告主の
10の疑問

10. ブランドは広告で作れるの?

A : 答えはNOでありYESでもある。

現在ブランドの確立が大きなテーマになっています。
このブランド価値が、そのまま商品価値になって現れ、企業に利益に結びついていると考えられています。

ブランドの価値は、商品もさることながら、企業ポリシーにも関わってきます。
もちろん宣伝も企業戦略の一環なので、かなり重要な位置づけであることには、間違いないでしょう。

最近の広告を見ると、ほとんどタレント広告が主流になってきていて、商品の主張がまったくなく、まるでタレントを売っている広告ばかりが目に付きます。ブランドを作るためには、宣伝活動も一貫性が必要なことは、言うまでもありません。その中でタレントを使っていけば、その時々の旬のタレントに変えて行くわけですから、もちろん一貫したイメージを築くことは難しいでしょう。

現在のように、商品のライフサイクルが短くなってきた今、1シーズンで終えていく商品は、短期的戦略で、上記のようなタレント広告で、一気に知名度を上げる戦略もありかと思いますが、その商品を定番化していくためには、共通のイメージを消費者に植込みをする必要があると思います。それにより、他社との差別化が生まれるはずです。
長期戦略も考え、ブランド構築も考えた宣伝戦略をたててほしいものです。

又ひとつの問題として、宣伝部員のジョブローテーションがあります。
あまり頻繁に宣伝部員を変えると、CMに一貫性がなくなる危険があります。
どうしても、人間は、前任者のことを否定して、考えがちです。そうなれば、当然今までやってきた路線は間違いだということになり、常に最初からの出発になります。
もちろんそれを踏まえて、代理店はプレゼンしてきます。それが正しいかどうか別にして、そのほうがプレゼンに通りやすいからです。

もう少し、長期戦略をクリエイターと一緒に考えてみてはいかがでしょう。特に次々にクリエイターを変えていくことは最悪の選択です。
その上で、クライアントに望むことは、代理店任せのクリエイター選択でなく、クライアント主導のクリエイター選択であってほしいと思います。そのために日ごろから、クリエイターの人たちと接触し、CM作品をチェックすることを怠ってはいけません。
いつでも、そのキャンペーンにあったスタッフが組めるようアンテナを広げておきましょう!

その選択がそのキャンペーンの成功・不成功の鍵なのですから。そのためのお手伝いをシステムアイはおこないます。