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インタビュー

今、話題の宣伝関係者インタビュー vol4

広告主サイトのメディア化に取り組んでいる会社さんについに出会えました!ターゲッティング株式会社代表 藤田誠さんです。

藤田 誠(ふじた まこと)さん  プロフィール

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主な経歴
1997年明治大学商学部卒。中央宣興株式会社、株式会社エクサイド、アトムショックウェーブ株式会社を経て、2005年4月、株式会社ライブドアに入社。ポータルサイト広告事業の営業統括を担当し、ポータルサイトの広告商品開発、販売チャネル開拓、広告主開拓、フロントおよびバックエンドの営業体制を整備。それにより広告収益の大幅伸張に貢献する。2007年4月の株式会社ライブドアメディア事業部の別会社化を機に独立し、ターゲッティング株式会社を設立。代表取締役兼シニアプロデューサー。
★ターゲッティング株式会社URL: http://www.targeting.co.jp/
主な受賞暦
主な作品

インタビュー

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【今江】藤田さん、名刺に「代表取締役兼シニアプロデューサー」とありますが、あえて「シニアプロデューサー」といれているのは何かこだわりがあるのですか?

【藤田】私をいれて社員が7人なのですが、代表でありつつプロデューサーとして現場に積極的に出ているので、あえていれています。

【今江】なるほど。ターゲッティングさんは何をしている会社なのでしょう?

【藤田】媒体社収益最大化を取り組む広告代理店で広告商品開発から営業活動全般を行っています。


【今江】端的にいうと「レップ」ということですか?

【藤田】端的にいうと「レップ」ではありませんが似ているところがあります。ターゲッティングでは、GIZMODOやCanCam.TVなど、我々がいいと思う良質の媒体だけを扱います。メディアのセレクトショップというところでしょうか。ターゲッティングという立場とは別に媒体社の立場でも業務を行っています。、大手出版社をはじめ、提携先媒体社の名刺で動くこともあります。ネットメディア領域のマネタイズに詳しい営業マンがいなかったり、育たないところに対して、私たちのメディア収益化ソリューションを提供しています。「メディアの営業部門」という立ち位置にいることがレップとの大きな違いでしょうか。

【今江】いっそのこと全てのネット媒体を扱ってご提案いただけるとありがたいなあと、広告主サイドからすると思ったりします。そもそもウェブをどう使っていいかわからないところに、さらにCanCamとJJとアメーバとばらばらに各社から提案されると、どれを選んだもんだかわからず困ってしまうんですよ。で、どうせ扱い金額も小さいし、手を出すのはやめよう、てなるんですよ。
いまや雑誌も「その他媒体」扱いだったりして、広告主の間では、一挙に雑誌への出稿はやめて、テレビでどかんとやって、あとはウェブでいいんじゃないか、みたいな話もあったりするんですよ。

【藤田】ユーザーとエンゲージメントされている雑誌のネット媒体化は既に取り組んでいますし、今後もさらに支援していきたいと思っています。広告主にとって、雑誌が母体の媒体であってもネット領域で使ったほうがいい媒体はあると思います。たとえば雑誌「CanCam」などは本誌自体の編集方針自体読者からの取材を徹底的に行い編集するというソーシャルメディアと親和性の高い創りだと個人的には考えております。読者や読者モデルと共に歩んでいる共感を呼ぶプロモーションが誌面でもネット領域(特にブログ)でもとてもうまく機能しています。

【今江】バズマーケティングですね。でも炎上しちゃったりしてますよね?

【藤田】炎上の定義が曖昧なので、なにをもっての「炎上」か!?は別途議論すべきところですが、読者(ユーザー)を巻き込む手法が重要ですね。媒体がもつブランドとコミュニティの文脈に真摯な姿勢であれば炎上は起こらないと思います。一部の広告主や代理店は私とは違う考え方をしていることがあります。ユーザー(ブロガーなど)をコントロールして意図どおりのことを「書かせよう」とするのは共感が得られない強引な手法だと思うのです。本来、人がいうことを聞く相手って一部なんですよね。だから、書いてもらう対象(読者モデル)とコミットしているような強い媒体じゃないとできないんです。我々が取り組む際は精度と質を高めることに注力して、規模にはしらないようにしています。

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【今江】ちょっと話は変わりますが、ウェブメディアの収益化というのは具体的に何をするんですか?

【藤田】売れる広告商品の企画から開発、販売まで行います。新しい流れとしては「メーカーサイトの広告メディア化」。ソニーマーケティング社が運営するPCブランド「VAIO」のデフォルトトップページ「My VAIO」を半年前から手がけています。VAIOを購入すると初期設定でホームページになっているサイトで、年収700?800万円の40代男性を中心に、月間1800万PVあります。VAIOの製品情報のみならず、普段使いを意識したニュースや天気などのコンテンツを提供しています。また、ブランディング目的のトヨタ自動車の「マークX」や「プリウス」などのタイアップ企画から、コンバージョン重視の40代男性向けゲームサイトの広告などを掲載しています。

【今江】これ、広告主からのニーズがすごく高いんだけど、やってくれる人がなかなかいなくて困ってたんですよ!ブランディング的にあわないって広告主から言われたり、けっこう難しかったりしませんか?

【藤田】情報家電領域の競合サービスはNGですし、その他「ブランドが合致するかどうか!?」の点で掲載可否は丁寧な対応をしております。日本コカ・コーラ社など「My VAIO」同様先進的に取り組んでいる企業は既にあります。広告主側のメディア化は今年くると思います。ぜひこの流れを創っていきたいです。

【今江】頼もしいですね!最後に、藤田さんが一番されたいことを教えていただけますか?

【藤田】「メディアとはコミュニティーである」と考えています。コミュニティという「場」を活用してクライアントと媒体社が共に商品開発をする支援をしていきたいです。そのような取り組みで媒体社のマーケティングROIを高めることに取り組んでいきたいと思います。

【今江】ありがとうございました。


【満木の感想】
広告主サイトのメディア化、取り組んでいる会社さんについに出会えました!ターゲッティングさんがシステムアイのターゲットでした(笑)。ターゲッティングさんがはいっているビルは、クージット社、データセクション社、グルコース社など優良IT系技術ベンチャーが多数オフィスを構える「ITベンチャーのトキワ荘」とよばれているそうです。ターゲッティングさんがはばたかれるのも間近、でしょうか?!